狭間

あっという間に10月が終わろうとしていますが、いかがお過ごしでしたでしょうか。

ひとつ前のブログに書いたことを読み返してみましたが、本当は読み返すまでもなく、書いた時と現在とでは、だいぶ変わってしまって、さてどうしようという10月を過ごしていました。
ひとまず、この文章を読んでくださっている方へお手紙を出すつもりで書いてみようと思います。

セッションの形を変えたい、新しくしたい、という思いは3年くらい前からありました。ですが、どうも進まない。形にならないのです。
ここ1、2年で私の生活には様々な変化があり、なんだか噛み合わないという思いのまま、時間は無常に過ぎていきました。
セルフリーディングでたびたびタロットに質問をするのですが、そこから分かるのは、私が頭で考えているのと、内面との間には隔たりがある。ということでした。
私は何かしら決めてしまって、行動し、先に進みたいのに、もう一人の私はその逆で、”決めたくない”し、”形にしたくない”と抵抗しているのです。

私自身セッションを受けたりしながら、観察を続けていたのですが、10月14日の冥王星終了のタイミングでふと思うことがあり、占星術のレッスンを受けました。(ほぼセッションだった)

そこで私の現在地が、”生き方の土台が変わる期間”のど真ん中にいることがなんとなく見えてきました。
2023〜2028年くらいまでの時間をかけて、もう一人の私にはすっかり変身してしまおうという計画があるようです。
半分納得、半分超絶めんどい。というのが正直な感想です。

ただ、抗えないものも感じていて、大きな流れがあるのでしょうから、その流れに委ねようと思っています。

11月からはこんなことを始めます!と気持ちも新たにスタートしたかったのですが、むしろ削ぎ落としてシンプルにするタイミングだったようです。自分のことは分からないものですね。

今の私ができるのは、タロットを通して、目の前にいる方の美しさを見つめ、響き合い、言葉にして、お渡しすること。

そして、HAURAという”場所”になれたらいいと思っています。時間の狭間といったらいいのでしょうか、光と闇の間。昼と夜の間、移り変わる季節と季節の間。
TALEはまさにそんな場所です。窓の外に広がる海は、刻一刻と色を変えていくにも関わらず、時間が止まっているように感じ、そのせいか自然と心が静かになっていく不思議な空間です。

ここから先、どのような物語を描きたいのか、という願いと、人間には計り知れない大いなる流れに身を委ね、祈りを捧げる、そんな一旦立ち止まるための場所として、ここからまた続けていこうと思います。

好きな場所で、好きなことを、好きなだけ、やっていくと決めました。

ベストなタイミングで、あなたと巡り会える日を心から楽しみにしています。

由比ヶ浜にあるTALE そろそろツリーの季節




バースタロットセッションとこれからのセッション

【バースタロットセッションと、これからのセッションについて】

これまで多くの方に受けていただいた
「バースタロットセッション」は、このたび一区切りを迎えることになりました。
ご一緒に過ごした時間、たくさんの物語を見せていただけたことに、
心からの感謝を申し上げます。

今回の乙女座新月は、
「これまでの思い込みを超えて、本当の自分を選んでいく」
そんなタイミングだと感じています。

私自身この夏に、気づいたことがありました。
“本当”を探しているうちに、私はよく迷子になる。
けれど、迷子になったからこそ遠くまで歩いて、
たくさんの人と出会い、大切な宝物を受け取ることができた。

そして思いました。
「自分にとっての本当は、選べばいいのだ」と。
たとえ間違えることがあっても、また選び直せばいい。
怖くても、迷っても、自分で選んでいい。
その気づきが、私の転換点になっていきそうです。

これからのセッションは、タロットを通じて

  • 読む(今の物語を知る)
  • 創る(未来を描く)
  • 編集する(出来事を整理し意味を与える)
  • 再編集する(新しい視点で選び直す)

という4つの段階を自由に行き来できるものへ。

読むこと・書くこと・語ることを通して、
自分自身を少し違う世界から見つめてみる。
”私の物語を語り直す”セッションです。

セッションの名前は、
HAURA tale session (ハウラ・テイル・セッション)
11月より少しずつスタートしていきます。

これからも、タロットとともに歩む物語を楽しみにしていただけましたら幸いです🌚

8月10日、11日(9日の水瓶座満月のこと)

8月23日は乙女座で新月が起こりました。
8月9日の満月から今日までの流れをちょこっと振り返りつつ….

Le Conversation avec les étoiles
“星々との会話”

8月の10日・11日は鎌倉で 山下リカさん 主催のイベントに参加しました。
前日の9日が満月だったせいもあるのか、マジカルで濃い2日間となりました。
ご一緒したスグリさん、エミリーさんのお二人とは初めましてだったのですが、お人柄もお二人が手がける品々も素敵で、自然体で軽やかな御三方の関係性の中に混ぜていただけたのはとても幸運でした。

セッションを受けてくださった皆様は、初めましての方も、久しぶりにお会いできた方も、ベストなタイミングで引き寄せられたメンバーのように感じられ、その”場”を共有できたことをとても幸せに思います。
ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。

9日の満月は水瓶座満月でしたが、その満月を象徴するカードとして、大アルカナLOVERSが出ていました。
自分が何を選ぶのか、どうしたいのかを、周囲の顔色を伺わずに表現していますか、という問いかけ。自分の居心地の良い世界、自分自身の楽園を作って行く、そんなメッセージ。

そしてこれを書いている今日、23日は乙女座新月です。
2025年の乙女座新月は2回あって、来月にもう一度乙女座新月が起こります。

今回の乙女座新月についてタロットを引いてみたところ、
今まだ気がついていない、見落としている大切な”なにか”があることがカードから読み取れます。
あとは、すでに終わりを迎えていることがあり、新たに始まってゆくタイミングが来ていることもはっきりと出ています。
乙女座に対応するタロットカードは隠者なのですが、その隠者のカードがアドバイスとして出てくれていました。
自分に集中し、気づくべきことに意識を向け、内省内観する。
例えば、すでに持っている力の活用方法、といったようなことを考えるとか、小さくていいから最初の一歩を踏み出す。
そういったことに向いている時間帯がやって来ているようです。

おそらく、来月の乙女座新月の頃には現実的に動き出しているのではないかなと、そんなことを考えている『今』です。

獅子座新月、そして水星逆行の夏

7月25日の明け方4時ごろに月は獅子座で新月を迎えました。
以前は、このホームページで、ほんの数ヶ月前からはnoteの方に載せるようにした新月と満月のリーディング。
なにか良きヒントとなれば、という思いでこれまで続けてきたのですが、ちょっと不思議なことが起こりました。

新月当日、いつものようにタロットを引き、夜までに文章を書き終え下書きの状態でメモアプリを閉じて、そのまま寝室に向かいました。
朝、続きをやろうとアプリを立ち上げると、昨日の日付の空っぽのホルダーだけが残っていました。

これまで操作ミスで文章を消してしまったことは数回ありましたが(その経験からメモアプリに下書きするようになった)こんなことは初めてです。
”寝ぼけたのか?暑さのせいでぼんやりしてた? やり直さないと、文章はなんとなく覚えている….でもこれは載せない方が良いってことなのか。。。” 少しの間に、色々と考えましたが、なんだかこの出来事に意味があるような気がしました。

思い返せば7月に入ってから不思議なことが続いていて、出来事のひとつひとつは些細なことなのですが、
表面的な変化ではなく、全てが内側の変化のお知らせのようで、、

獅子座新月の時にカードが伝えてくれたことを少し書き残しておくと

守護星が太陽の獅子座で起こる新月ということもあって、『本当の自分』とか『自らが輝く』的なシンプルで明るいメッセージがくるのかと予想していたのですが、実際は全く違っていました。

いちばん印象的だったのが、月のカードです。
月のカードがこれまで感じたことがないくらいに輝いて見えていたのが本当に不思議でした。

リーディングでは「背後にもう一つの世界がある」という言葉を受け取ったのですが、
江戸川乱歩の「うつし世は夢 夜の夢こそまこと」という言葉でもしっくり来ます。

引いたカード全体からも ”夢” のようなムードが漂っていて、全く太陽っぽさがなく、薄暗い中で輝く月のよう。

新月なのに、なぜこれほどまでに輝く月を感じるのか。
それは無いからこそ感じることができる、実態が無いからこそ与えている影響というものがある、ということなのか、、、
結局、なぜ文章が消えたのか、はっきりとした理由は分からなかったけれど、
今それを発信するのは ”違うこと” なんだろうと、そう思いました。

いつもふんわりと感じていることがあるけれど、やっぱりこの世界は分からないことだらけです。
私は、この ”なんとなく感じていること” に大事な何かが隠れている気がして、そのことをちょっとでも覗き見したくて、タロットを使っています。

ここからさらに、分からないものや未知なるものに対し心を開こう。
理解できないこと、自分の中にある葛藤や矛盾も、そのままにして受け入れていこう。

そして好きなことを、好きなようにする。ただそれだけなのだと、
振り返った今、再びそう感じています。

7月7日

令和7年 7月7日 。この日は天王星が双子座に入った日。
天王星の移動は約7年ぶりのことだそうで、スリーセブンどころか7が4つも並ぶ日だった。

そうした節目感の強い日は何かしらやらかすもので、
出かける支度を済ませ、淹れておいたコーヒーを飲もうとテーブルに置いた次の瞬間にはコップを倒していた。
もちろん(?)服にしぶきがかかってしまい、また着替える羽目になったのだけど…

振り返ると、私にとって7月7日はとても良い1日だった。

夏至などの二至二分、惑星逆行だったり、月の満ち欠けも然り、そうした影響を強く感じる時は、意識して無理をしないようにしている。
事故や怪我もなく、コーヒーくらいで済んでよかった。
何か壊れたりしても、身代わりになってくれたのだと思える。

ここ数日間、なんだかふわふわしている。何かしらの変化のタイミングであるこういう時はあまり居心地の良いものではない。
そして、ひたすら眠い。これは暑さで体力を奪われているからという気もするが、寝ても寝ても眠い日々。

5日 海王星、13日 土星、18日 水星、続々と惑星が逆行する。スムーズにいかないとしても、その分見直す猶予が与えられるということだ。

ふわふわとした新たな変革の流れから、行きつ戻りつして、より自然な自分へと着地していく、そんな7月になるのかもしれない。

そして、生活は続く。